PETER RABBIT ベンジャミンバニーのおはなし バウンサー

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2025.06.16

お役立ち情報

ベンジャミン・バニー氏(バウンサー)|ピータラビットの本に登場するキャラクターたち

 

(ビアトリクス・ポター作ピーターラビットの本に登場するキャラクターたち)

ベンジャミン・バニー氏(バウンサー)

ベンジャミン・バニー氏(バウンサー)は、ベンジャミンバニーのお父さんです。紛らわしいのですが「ベンジャミンバニーのおはなし」の中ではベンジャミン・バニー氏と呼ばれています。しかし、ポターのおはなしを読み進めていくとバウンサーという名前だったとわかります。

「ベンジャミンバニーのおはなし」では、ピーターラビットとベンジャミンバニーをマグレガーさんの畑から連れ戻すために登場します。その時のベンジャミン・バニー氏は、うさぎたばこをつめたパイプをくわえて、手には短いむちを持ち、堂々と歩きながら息子を探していました。そして、籠の中にいるピーターラビットとベンジャミンバニーを助けるために勇敢に猫に立ち向かいます。そして、ベンジャミンバニーを助けると、危険な畑へ行った息子を鞭でうちました。その後、ちゃっかり玉ねぎを持って、ゆうゆうと2匹の子どもうさぎ連れて引き上げていくのでした。ベンジャミンバニーのお父さんであるベンジャミン・バニー氏(バウンサー)は、子どもに対して厳格に感じられました。

そして、年月が経ち、ベンジャミン・バニー氏(バウンサー)は、息子のベンジャミンバニー、その嫁のフロプシーと孫たちと一緒に暮らしていました。ある日、孫たちのおもりをしている時に、アナグマ・トミー(子ウサギを食べるかもしれない)がやってきて、安易に家に入れてしゃべっているうちに居眠りをし、孫たちをアナグマ・トミーに連れていかれてしまうのです。家の中にあなぐまのきついにおいが残っているのにもかかわらず、息子のベンジャミンには、誰も家に入れていないと言い訳をします。いろいろあり、ついには、子ウサギたちは、ベンジャミンバニーとピーターラビットに助け出されて家に帰っていきます。無事に帰ってきた孫たちと対面して、ベンジャミン・バニー氏(バウンサー)はどんなにホッとしたことでしょう。また、気まずかったにちがいありません。

ベンジャミン・バニー氏(バウンサー)のキャラクターに接していると、子ども時代にはとても大きく強く思えた父親も、年を経ておじいさんになると、少し頑固になり、注意散漫になっていくのだということを読者に伝えているような気がしました。一方で、ベンジャミンバニー やピーターラビットは、ベンジャミン・バニー氏(バウンサー)に子どものころからいろいろ教わったおかげで立派なおとなうさぎになったのでしょう。

 

(参考文献)

ベンジャミンバニーのおはなし ビアトリクス・ポター作・絵 いしいももこ訳

キツネどんのおはなし ビアトリクス・ポター作・絵 いしいももこ訳